大塔をめぐる欄楯には彫刻は施されていませんが、紀元前一世紀に建てられた四方の塔門(トーラナ
前面が精微な彫刻で飾られています。それらの彫刻のモチーフは仏伝やジャータカ物語のシーン、 優
なヤクシニー、動植物や花の模様などで、ほとんど隙間なく彫刻され塔門を埋め尽くしています。 ブ
ダは、現在よく見られるような人間の姿ではなく、傘蓋の下に足跡、菩提樹、台座、法輪、ストゥーパ
どで象徴的に表現されています。第二ストゥーパは丘の中腹にあり、その欄楯には紀元前二世紀の 浮
彫りがあります。
仏教の八大聖地には数えられていませんが、大変貴重な仏教遺跡です。