エローラ ELLORA
★エローラ石窟寺院群 (世界遺産)
オーランガバードの北西29kmの所にあり、仏教窟(紀元三世紀~七世紀)、ヒンズー教窟(紀元七世
~八世紀)、ジャイナ教窟(紀元九世紀~十二世紀)の34の石窟寺院で構成されます。
仏教窟の特徴は、アジャンタと異なり、構造は変化に富み彫刻はヒンズー教風で肉感的女性像・密教
尊像であり彫刻はマンダラ風です。
エローラ最大の見所第16窟カイラーサナータ寺院(ヒンドゥー教)は、岩山から壮大な大伽藍を切り
したというまさに天文学的な寺院。完成まで100年の歳月を要した、その寺院内にはシバリンガが奉ら
る本殿・前殿・牛堂・内庭・桜門が展開し、訪れる者を圧倒します。その宗教芸術としての完成度の高
さ・ 遺跡のスケールから、敦煌莫高窟とならぶ人類共有の文化遺産として広く知られています。